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【サカスト分析レポ J1】横浜FM VS 湘南 永木亮太が魅せたポスト直撃スーパーFK 試合総括レポ―ト J1 2ndステージ 第12節 [J1]

J1 2ndステージ 第12節 横浜FM VS 湘南
試合会場:Shonan BMWスタジアム平塚
2015/09/25

お互いに順位を上げるために
負けられない一戦。

青と黄緑のユニフォームが
ピッチで激戦を繰り広げた。


注目選手としては
横浜はアデミウソン、中村。
湘南は遠藤 航、高山 薫といったところ。

また、湘南GKの秋元 陽太、横浜FMのGK飯倉 大樹
両選手は横浜FMのジュニアユース時代の同僚で
先輩後輩関係であり、同郷対決にも注目。


両チームとも質の高いサッカーをしてくれる
チームなので非常に楽しみな一戦であった。


試合が始まるや、横浜が中村を中心に
テンポよくボールを回し主導権を握った。


対する湘南も高山をはじめ豊富運動量を
活かし前線から素早しプレッシングで
横浜に思うようなサッカーを許さない。


強いプレッシングから横浜のミスを誘っては
度々ボールを奪い素早いカウンターで横浜ゴールへと
反撃する展開が続く。


しかしリーグ屈指ともいえる堅守横浜のディヘンス陣
(中澤 佑二、ファビオ、小林 祐三、下平 匠)も
負けじと湘南の反撃を抑え込み、ゴールを許さない。


お互いがチームの特徴を発揮しあい、
攻守に渡って展開の早いゲームが続く。


結局スコアは動かないまま0-0で前半を折り返し
後半へ↓


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後半が始まる。


後半は横浜ペースで試合が進む。
堅実なパスワークから中村、アデミウソンが
チャンスを作りだしては伊藤、斎藤らが
ゴール前で絡んでいく。

そして後半9分、横浜はセンターサークル付近から
小林が左サイドへロングフィードすると
走り込んだ下平が折り返し、中で待ち受けた
伊藤がゴール前に詰めこんで先制点を奪取。


横浜が先制に成功する。


1点を失った湘南には暗雲が立ち籠める。

流れの悪さにしびれを切らした湘南ベンチは
曺貴裁監督が交代に動く。


精彩を欠いたキリノに代え山田直輝を投入。
この交代で流れが変わる。


後半25分、湘南はゴールから30mほど離れた位置で
FKを獲得すると、MF永木亮太が蹴り込んだ
ボールが力強い縦回転で弧を描きながら
横浜ゴールのクロスバーをかすりそのままゴール。


度肝を抜く豪快なFKで同点とし、1-1。
湘南が執念で同点に追いついた。


その後、両者ともに次々とチャンスを
生み出すが得点は生まれず。


激しく入り乱れた試合は痛み分けに
終っている。



以下、この試合を振り返り、両チーム、並びに
選手の寸評を記しておく。


◆横浜FM

チーム総評

中村が本格的にスタメン復帰するように
なってから試合を重ねるごとに優勝争いを
繰り広げていた頃の良い雰囲気を取り戻して
きているように感じた。

やはり中村の持つ力は偉大である。

そこにアデミウソンら攻撃の格となる選手が
うまく絡みだし、徐々に攻守両面でチームの完成度が
高くなっているようだ。


残り試合は少ないが来期に向けて
さらに頼もしくなってくるだろう。



選手評価


DF 小林 祐三

対人で絶対な強さを発揮、安定的な
守備に貢献。
攻撃面でも効果的な突破を図り
チャンスを演出した。
相手との接触でヒヤッとする場面も
あったが、事なきを得ている。


DFファビオ

前半、湘南に攻めこまれている中、
要所要所でチャンスの芽を紡ぎ、
固い守備に貢献した。


DF中澤 佑二

安定した統率力で横浜ディフェンス陣を牽引。
不運な失点はFKのみ。


DF下平 匠

ゴールに絡む活躍。
安定した守備にもしっかりと貢献し
堅守を支えた。


MF 中村 俊輔

ゴールにこそ絡めなかったが
終始ゲームをコントロールし
チャンスを演出。
試合ごとに調子を上げている様子が伺える。
湘南の激しいプレッシングの的となり
潰しに苦しめれる場面も目立ったが
それを掻い潜ってチャンスメークできるのはさすが。
クウォリティの高さは両チームきっての圧巻もの。

あとは彼の繰り出す魔法(パス)を受けるに足りた
FWが欲しいところか。


MF 齋藤学

動きのキレは相変わらず突出している。
攻撃にアクセントをもたらすことができるため
今の横浜の攻撃を支える主軸といえるだろう。

欲を言えば、もうひとつ「化け」た感が欲しい。
怖さの面でまだ垢抜けない感が残る。
世界を見据え、より怖さ、迫力のあるプレーを
見せて欲しいのが本音だ。


MF アデミウソン

中村の影で目立つプレーはさほど見受けられないが
ボールの受け方やボールキープの仕方など細かい
部分に目を向ければ間違いなく一級品。
味方を使おうとする意識が強いため、
自身の持つポテンシャルを発揮しきれていない
印象が残ってしまう。

もっと思い切ったプレーをピッチで表現してもらいたい。



FW 伊藤翔

シュートで一撃を持っていること点や
ゴールという目にみえる結果を残した点は◎

一方で今日の試合を観た限りでは
物足りなさも残る。動きに精彩を欠き、
中村やアデミウソンらが繰り出すパスに
出だしが遅れ、ポストの役割を果たしきれていない
場面が多々見受けられた。

素質があるだけにもっとアジリティを高めて
怖さを出して欲しい。プレースピードを一段階、
二段階上げるだけで、相手への脅威は一層
ますことだろう。


◆湘南ベルマーレ

前半こそフレッシュな運動量で
横浜を苦しめたものの、
後半に入ってからは徐々に
プレッシングが効かなくなり
横浜にペースを譲ってしまった。

チームに復帰したキリノの動きは
最盛期にほど遠く、万全と言えない状況。

しかしベンチサイド、曺貴裁監督がみせた
ベストといえる選手交代で山田を投入し
流れを変えると

永木のFKで起死回生の同点とし
チームの士気は一挙に高まった。

名将といえる采配ぶりで
チームを危機から救い出している。


DF遠藤 航

前半は遠藤ありきとおも思える好プレーを連発し
雰囲気を漂わせた。
後半は少し消えた印象が残る。


MF永木亮太

同点ゴールを突き刺したスーパーFKは圧巻もの。
チームの暗雲を一挙に振り払ってみせた。
苦しい時間帯での一撃はMOMといえる活躍。
今後のプレーに注目したい。


MF 菊池 大介

横浜ゴールを目指し果敢攻め入っては
チャンスを演出した。
ゴールまであと一歩という場面も見られ
決定力が増してくると面白い逸材。
今後のスパークに注目したいところ。


FW キリノ

最盛期のキリノを知っているだけに
残念と言わざるをいえない出来。

彼本来の持つスピードは無く、終始
精彩を欠いていた。

今後ベストな状態に戻して
脅威のあるプレーが見られることを
期待したい。


FW 藤田祥史

古巣相手にゴールを目指したが
精彩を欠いた。
やりにくさがあったのか、
本来彼の持つ魅力が今日は
でていなかった。


FW 高山 薫

十分な運動量で積極的な
チェイシングは間違いなく横浜の
ポゼッションを苦しめた。
後はゴール。
ゴールへの意識をより高め
試合を決定づけるプレーが増えて
くれば非常に頼もしい存在となる。
ポテンシャルは代表にも轟くもの
があるだろう。

MF 山田直輝

難しい場面においての途中交代でありながら
試合の流れを大きく変えた。

前半からキリノでなく山田が出ていたら
結果も違っていたのでは?
と思えてしまうほど、ゲームメークする力に
長けている点は魅力的だ。

今後の活躍に期待したい。



さて、試合をご覧になったあなたはどのように感じた
だろうか?


次なる試合を楽しむとしよう。

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【清水エスパルス 監督】大榎監督を解任!後任は元大分、田坂ヘッドコーチ [J1]

J1で降格圏で苦しむ清水が、

遂に大榎監督の解任を発表した。



個人的には非常に残念で他ならない。

2014年シーズンを15位で終え、

なんとかJ1残留を決めて

迎えた今シーズン。



攻撃陣には、ピーター・ウタカ、

大前元紀、石毛秀樹、長澤駿ら

若くして才能豊かなタレントが揃い、

監督就任2年目を迎えた大榎監督の

下、昨シーズンとは違ったフレッシュな

シーズンになることを期待していた。。。




しかし、現実はそう簡単にはいかなかった。

J1の中でも目覚ましい活躍を見せた助っ人外国人の

ウタカの得点力こそ相手ゴールを脅かし続けてきたが

リードする試合展開であっても、試合終盤に失速し

失点を喫すると次第に守備陣が崩壊、

次々と失点を奪われて白星を逃がしていった。



昔の強かったエスパルスと重ねあわせた時、

明らかに核となるピースが欠けていたことは

否めない。



あの場面で澤登がいたら…

三都主がいたら…

森岡、斎藤がいたら…

結果は違っていただろう。

強い頃は絶対的な核となる

ピースがあった。

今はそれがない。


ゲームの中において、

リードしている時に勝ち切るための策、

負けている時に取り返しにいくパワー、スピード。

そういった必要なポイントとなる部分が欠如している

ことは否めない。


ではいかにして勝つか…。


そこにサッカーの面白さがある。

例え、他チームに比べて

戦力が劣っていたとしても

”成す術”はあるのである。

ましてやプロフェッショナルなのだから

然るべく、そこを突き詰めなければいけない。



大榎監督もさぞかし苦悩したことだろう、

しかし、才能ある監督なだけに、

もっとアイデアを出して欲しかった。



責任を感じて職を辞する決心をされたことは

確かに一つの解決策だったかもしれないが、

もっと大胆な改革、大変貌をみせて欲しかった。

こんなことをボヤいても仕方ないのだが、

清水のレジェンドであるだけに、

今までの監督とは違う何かを残して

欲しかった。。。



この経験をバネにいつか清水をタイトルへ

導ける監督として戻ってきて欲しい。



しかし、近頃のエスパルスの戦力補強をみると

迷走している感があるのは否めない。



特にMF、DFの戦力補強は

他チームに比べ、目立って不足している。

チームを象徴するレジェントなる人物が存在しない。


比較してはいけないかもしれないが、

沢登の存在の大きさはやはり格別であった。


田坂監督は大分で奮わぬ結果から監督の席を

退いて間もない、

J2で味わった辛酸をいかにして今のチームに

還元し、どん底から這いあがらせられるか…

その手腕に注目が集まる。


ぜひともここで名誉挽回してもらいたいところ。


クラブも選手も監督も、もう後がない。

どん底に立たされた今こそ

チームの結束力が問われる。


J1屈指とも言える情熱あふれるサポーターを

笑顔にさせるべく、最大限の努力をもって

J1残留を成し遂げてもらいたい。






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